事前の準備。
夏期講習会を迎える準備として、事前に復習の指示を出していました。
中3には、受験用テキスト『フォレスタゴール』の中1.2〜中3の習った部分。
中1.2には、夏休み用テキスト『夏特』。
普段の定期テスト用テキスト『iワーク』が終わってから順次それらに移って、夏期講習会までの完成を目指そう!と伝えていました。
特に中3は受験を控えているので「全部で91単元だから、1日5単元で完成するね。」と一人ひとり指示を出していたのですが、進みは人それぞれです。同じ受験生だからといっても、意気込みに違いがあったり、勉強の進捗状況に違いもあります。分量的に完成は簡単ではありません。
それでも…
終わらせる人は、終わらせるのです。
教室に貼ってある「フォレスタ達成ランキング」の一部で、★が終わった順です。
完成させた人は、他の人の進みを気にしながら、一生懸命解いていました。講習会初日から勉強の瞬発力が違ってくるはずです。
終わっていない人が「一から探りながら」の勉強になる中、終わっている人は「どこに力を入れて勉強すべきか」をわかった上で取り組むことができます。きっとその差は道コン過去問を解く際にわかるはずです。
一方で、終わらなかったからといって叱るわけではありません。「勉強が遅れると、その分だけ結果につながらない」「遅れた分だけ、やれること、やれないことを線引して、優先順位をつけて勉強することになる」ということを理解してもらい、修正しながら勉強の指示を出していきます。
「やった方が得だな」「やった分だけ結果につながるんだな」とわかってもらい、一歩ずつでも自分から行動してもらうことが、後に自立学習へとつながります。強制的にやらせても、後が続かないのです…。
ファイリングも完成!
講習会に参加する生徒一人ひとりに、使うものをファイリングしました。
「1000」は、10時開始の意味です。普段は学年が貼ってあるのですが、なかなかファイルが収まらなかったので、なんとか時間別にして収納することができました。
学年別に、受講ガイドが入っています。
毎日の課題が載っていて、初日は道コンの目標点なども決めていきます。その目標点と過去問の結果を見比べながら、講習会の勉強内容を決めていきます。
道コン過去問もそれぞれのファイルに入れてあります。(写真はファイルに入れたものが終わったら取り組む、控えの道コンたち)
基本は、「道コン過去問で出来・不出来をチェック → 得点につながるところを優先的に復習」という流れで勉強していきます。中3は全4年分、中1.2(12日コース)と小学(10日コース)は全2年分を解いていくので、同時に実戦力も養われていきます。
北大コーチが入試に強いのは、この実戦力トレーニングが一つの要因だと思っています。
回を重ねるごとに「ワークを解くのが勉強、問題を解くのが勉強」ではなく、「テストでこういった問題が出て、自分はここが取りこぼしているから、そのために目の前の問題を解いている」といったように、目的と行動が一致してくるようになります。それが私にとって、一番の講習会のネライかもしれません。
中学生は、毎日理社テストをやります。中3は理社2教科、中1.2は理社を交互に実施。中3はフォレスタゴールから出題し、中1.2は写真の理社準備テキストから出題します。
理社の基本は、教科書太字レベルの徹底暗記です。
国語の「語彙力」のように、理社は知っている言葉がある程度ないと、太刀打ちできません。「理科が苦手…」「社会が苦手…」という生徒でも、自分が苦手と思い込んで勉強することを避けているだけの場合が、案外多いものです。私から見ると、苦手という生徒の60%は「苦手なのではなく、やっていないから出来ないだけなんだけどな…」という感覚です。
小難しく考えずに、最初は丸暗記から入って良いと思っています。春期・夏期・冬期の講習会を通して、くり返し叩き込みます。中1.2であったら、必ず受験までにはモノになります。
お待ちしてます!
というわけで、講習会を迎える準備は完成しております。ひと夏でどれくらい生徒たちが成長してくれるのか、今から楽しみです!
そうだ、一つだけ…
元気いっぱい小学生たちの「毎日タイムアタック」、百ます計算にしようかジャマイカにしようか…。前にジャマイカをやった時は、小学生のみならず中学生にも気分転換に参加させて、結構盛り上がったのですが…。参加できるのは小学生高学年からかな?
それでは皆さん、講習会で会いましょう!