定期テストが終わってから、
時間を見つけては生徒一人ひとりと面談をしている。
内容は、
『テストの振り返り』と
『これからどうするか』だ。
話せば話すほど、わかることがある。
伸びている人は、
「自分の楽しいことをガマン」してでも、
「やらなくてはいけないことを優先」している。
家で勉強できないと思ったら塾に来る。
疲れてふんばりがきかないと思った時は、あえて塾に来る。
勉強できる環境に身を置いて、弱い自分に打ち勝っている。
その結果、
常に前倒しの状態になっているのだ。
逆に伸び悩んでいる人は、
「自分が楽しいことを優先」して、
「やらなくてはいけないことを見ない」ようにしている。
決められた回数だけ塾に来て、
言われた分だけ勉強して満足する。
部活に行くことを隠れ蓑にして、
疲れたら勉強や塾を後回しにする。
その結果、
常に先延ばしの状態になっているのだ。
単純に、
得点が高い人ほど勉強しているし、
塾にたくさん来ている。
準備に差がある
のだから、結果に差があって当然だ。
準備で差が生まれるということは、
誰にでもチャンスがあるということでもある。
準備さえすれば、
結果を変えることができるからだ。
持ち前の能力で変わることなんて、
それに比べたら小さいものだ。
そして
みんなに伝えていることがある。
どんどん失敗しようと。
結局、
勉強というモノは失敗から学び、
その学びが成功につながる。
このくり返しでしかない。
では、
どんどん失敗するために何が必要なのか。
それは、
動いてみることだ。
行動せねば、失敗することがない。
その方が楽だけど、成功につながることもない。
ともすれば
「勉強のやり方」とか
「計画」「目標」とか頭で考えがちだが、
実際は考えるよりも、
動いて学ぶことの方が多い。
だから私は
塾に来て勉強すれば
だいたいのことは解決できると信じている。
たくさん塾に来て
たくさん勉強すれば、
たくさん失敗する。
そして、
失敗した分だけ成長するのだ。
面談が進むにつれ嬉しい変化があった。
今までテスト前にあわてて勉強していた人が、
テストが終わって間もないこの時期に
週4回、週5回と積極的に塾に来るようになったのだ。
これぞまさに、前倒し!
正直、席のやりくりが大変な日もあるのだが、
とにかく気持ちや姿勢が嬉しいので、
何とか受け入れられるように準備する毎日。
この日々の頑張りが、
次の定期テストの結果につながると信じている。