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子どものヤル気を引き出す「ペップトーク」から学ぶ!

こんにちは、北大コーチ松浦です!

先日、スマートニュースで記事を読んでいたら、面白い記事がありましたのでご紹介させていただきます。

 

この記事によると、ペップトークとは…

ペップトークとは、試合前にコーチが選手にかける、勇気や元気、やる気を引き出す励ましのショートスピーチ。短く、論理的でわかりやすく、ポジティブな言葉がけは、潜在能力を引き出す優れたテクニックとして、今、大注目。ペップトークは、信頼関係があってこそ、効果を発揮します。つまり、お父さんお母さんこそ、お子さんにとって最高のドリームサポーターであり、そのペップトークが魔法のように効くのです!

子育ての魔法!「ペップトーク」で子供のやる気・勇気を引き出そう!【入園準備】から引用

一言であらわすなら、【承認欲求を満たすことでヤル気を引き起こす、短い言葉がけ】でしょうか。

詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、「入園準備」と表題に入っているものの、小学生・中学生への言葉がけに通ずるトーク例ばかり。自分もいつも気をつけている部分ではあるのですが、勉強になりました。

 

その中でも「ドキッ!」としたのが、最後に出てくる5つの【悪魔の言葉】
こちらについて、詳しく紹介させてもらいます。

 

 

1「そんなの、意味ないよ。どうせ無理」

子育ての魔法!「ペップトーク」で子供のやる気・勇気を引き出そう!【入園準備】から引用

「あなたには無理」と親の価値観で物事を判断するのは避けるべきですし、できないと判断して親が先回りして問題を解決してしまうのも、良くないことですよね。

自分からやろうとしているなら、失敗しても良いから、まずやらせてみる。無理かどうかは、子ども自身がやってみて判断すれば良いことです。

「そう思うんだ、それならやってみなさい!」と後押しして、「やってみて、どうだった?」と結果に対してフォローしてあげる方が、自発的に行動する子どもに育つでしょう!

 

2「モタモタしないで」「早くしてよ!」

子育ての魔法!「ペップトーク」で子供のやる気・勇気を引き出そう!【入園準備】から引用

子どもなりのスピードがあって、親から見ると待てない時ってありますよね。私自身、毎朝の保育園の送りの時、「さぁ着替えようか!」と言っても娘の自分ルールがあるらしく、すぐに行動してくれないこともしばしば…。

ところが先日、「着替えておいてね!」と言い残して私が2階で着替えて戻ってくると、自分で着替えができていたのです。「凄いじゃん!偉いねぇ!嬉しい!」と大げさに褒めたところ、気分を良くしたのか最近は協力的になりまして…。

子どもも大人も、人を動かすって言葉通りにはいかないものですよね。特に子どもは、認められることで価値観を作り上げていくので、それが行動に直結するのではないでしょうか。

 

3「なんで、できないの?」

子育ての魔法!「ペップトーク」で子供のやる気・勇気を引き出そう!【入園準備】から引用

これは教室に入っているとよくある場面です。

得意な教科であったら勉強が次々進むのですが、苦手な教科になると、途端にペースダウン。そこで「なんでできないの?」と言っても、モチベーションは下がるばかりです。「どこからわからなくなった?」と行き詰まりを明確にしたり、「今は、ここの部分まで理解できれば十分だから先へ進もう!」など見通しを示したほうが、パフォーマンスを発揮します。

そしてこの言葉は、お父さん・お母さんから「わかってはいるけど感情的になり言ってしまう…」と、話しによくあがるワードでもあります。

出来ないことよりも、出来ることに目を向ける。どうしたら出来るようになるのか、あるいはパフォーマンスを上げられるのか、同じ目線で一緒に考えてあげる。言葉がけの際に、その意識を持っておくことが大事なのだと思います。

 

4「○○ちゃんはできるのに」

子育ての魔法!「ペップトーク」で子供のやる気・勇気を引き出そう!【入園準備】から引用

友だちや、兄弟姉妹と比較するのはモチベーションを下げるだけです。あとは、お父さん・お母さんの学歴が高い場合にありがちなのですが、「自分はこれだけやっていた。」「この方法でやりなさい!」と、親と比較したり成功例を押しつけたりするのも、絶対にNGです。

比較や成功例の押し付けは「自分は自分、あなたはあなた。どうして理解してくれないの…!?」と反発を招きます。子どもが頑張ったり、よく出来た瞬間を見逃さずに「よくやった、嬉しいわ!」と肯定してあげることの方が大事でしょう。

例外としては、「いま〇〇で困っているのだけど、お父さんはどうだった…?」などと、自分から頼ってきた場合です。その時は思う存分、「私はこうしていたから試してごらん!」と、成功体験を共有しましょう。普段から自発的な行動を後押しして、困った時に頼られるような信頼関係を築いておく声かけが、遠回りなようで一番効果的な方法だと思います。

 

5ごまかし、知ったかぶり、うそ

子育ての魔法!「ペップトーク」で子供のやる気・勇気を引き出そう!【入園準備】から引用

子どもは、わかっていないようでわかっています。子どもの立場を演じているからニコニコ素直に聞いている”ふり”をしていますが、何が真実で何が嘘なのか、純粋であるがゆえに見抜いています。

「子どもだから」といって強引に言い聞かせたり、親や先生といった権力を使って物事を強制しても、パフォーマンスは落ちますし、自発的な行動は望めません。それどころか、見えないところで手を抜く可能性、大です。

あくまでも子どもではなく「同じ人」として対等に接することが大切です。自分がされて納得しないようなことや、同世代の友人にできないような態度や言葉がけは、子どもに対してもしない方が良いでしょう。

 


このペップトーク、調べたら書籍なんかも出ているので、ちょっと読んでみたいと思います。
また子どもとの接し方のヒントが見つかりましたら、紹介させてもらいます!

塾の日々
個別指導北大コーチ