こんにちは、北大コーチ松浦です。
夏期講習会まで1ヶ月を切りました。ちょうど今週から、1人ひとり時間を取って、これからの勉強について話しをしています。
話す内容は人によって違うのですが、共通して伝えている勉強の見通しについてまとめておきます!
次回の定期テスト(11月)に向けて
毎回恒例の、進度表になります。
定期テストの範囲を予想して、2週間をまとまりとして全6期間に割り振りしています。
この進度に遅れないよう、(1)教室では塾プリントで先取り(2)家では塾ワークでさらに演習と、両輪で取り組みます。
ちなみに北大コーチが予習の勉強を基本としているのは、テスト対策=復習する時間をたっぷり取るためです。
最低でも2週間前に試験範囲を完成させるように進度目標を設定しています。
そして次回、11月の定期試験は6月よりも難しいテストになります。
単純に学習内容が難しくなるのが理由でもありますが、それよりも試験範囲が広いことの影響の方が強いと考えています。
6月の定期テストは、おおよそ3月・4月・5月に習った学習内容からの出題。
11月の定期テストは、おおよそ6月・7月・8月・9月・10月に習った学習内容からの出題。
3ヶ月分から5ヶ月分となり、1.5倍くらいのボリュームから出題されるのが、11月定期の特徴です。
ここからいえるのは、『試験範囲の勉強を1周しようと思っても、1.5倍時間がかかるということを想定して勉強する必要がある』ということです。
勉強を先延ばしにする人、直前でなんとかしようと思っても、間に合いません。
ギリギリのところで勉強を間に合わせた人、ペースを上げる必要があります。
高得点を取った人、同じ勉強が出来るとは限りません。
これから先、真の実力が試されます!
中1.2は、7月中旬から夏休み準備に移る
夏休みに入ってから道コンまでは、2週間ほどしかありません。
限られた時間の中で復習を完成させるためには事前準備が欠かせないため、先ほどの予習の勉強は7月中旬で一度ストップし、『夏特』という夏休み専用のテキストを渡します。
目標は、約2週間で夏テキストを1周して、講習会までに完成させることです。
夏休み中は道コンの過去問を解くので、またそこで出来・不出来をチェックし、塾プリントや『夏特』で補強していきます。
そして目指すのは、8月10日道コンの自己ベスト更新です!
中3は受験専用ワークで夏休みの準備
7月中旬で一度予習をストップするのは中1.2と変わらないのですが、中3は復習範囲が2年分と広いので、その分だけ勉強がハードです。
春に渡した受験用テキスト『フォレスタゴール』を使って夏休みを迎える準備をしていくのですが、道コンの試験範囲に該当する単元を数えると、全部で【91単元】ありました。それを講習会までに完成させていきます。
2週間完成で、1日6.5単元。
3週間完成で、1日4.5単元。
分量が多いので、塾ワークが終わった人からどんどんフォレスタゴールに取り組ませています。早く取り組んだ方が時間にゆとりがあるので、無理なく夏休み前に完成させることができます。
進みが遅い人に関しては分量を減らすなど調節していますが、進度目標を一人ひとりに伝え、決めたことをやり切れるように勉強の指示を出しています。
なぜここまでフォレスタゴールの完成を求めるのかというと、中3は秋以降、定期テスト勉強と学力ABCの勉強が重なることになるからです。
2つを比べると、重要度が高いのは成績に影響がある定期テストの方で、そちらに勉強時間を多く割くことになります。しかし学力ABCは進路を決める大事なテストなので、低い点数を取ると、学校で志望校を決める際にマイナスとなります。したがって、無視することもできません。
このような現実が待っているから、秋を見越して夏休みで受験勉強を完結させていくことが重要になるのです。受験勉強を完結させれば、定期テストに専念することにもつながり、学力ABCの結果を残すことにもつながります。
北大コーチ生には受験生らしく、やると決めたことはやり切ってほしいと思います。(やってくれると信じてもいます!)
夏休みに向け、我先にと課題をやろうとする生徒の姿が教室にあらわれ始めました。
誰が一番乗りで夏休みテキストやフォレスタゴールを完成させるのか…。楽しみにしています!