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過去・現在・未来。変えられるのはどれ?

こんにちは、北大コーチ松浦です。
雪が凄いですね。ベチャベチャで雪かきが一苦労…。

最近、中3生と話したことから思うことが色々あったので、
今日はそれについてお伝えします!

 

中3の12月は大変だ!

まだ中1.2や小学生の皆さんはわからないと思うのですが、
中3の冬って大変なんです。

12月にもなると、受験まであと3ヶ月。
「受験はまだ先…!」なんて思っていたのんびり屋さんでも、
「あと3ヶ月しかないんだ!」と、嫌でも残り時間を意識します。
受験が現実のものと感じられて、
気持ちがあせってくるのが、12月という時期なんです。

とにかくやることも多い。
次の定期テストが1月の冬休み明けすぐの実施な上に、
さらに受験勉強も加わってきます。

・塾プリントの先取り
・学校ワークの完成
・塾ワークの完成
・受験用ワークの完成

最低でも、このくらいやることがあるので
やってもやっても終わらない感が生まれるのも、
仕方のないのかもしれません…。

が。

 

「何をして良いかわからない…」

当然塾の方でも、しっかり勉強の方針を打ち出します。

(1)塾の勉強時間で、塾プリントの先取りを完成させる
(2)平行して、塾ワークを家庭学習で進める
 
───── ここまで、最低でも冬休みまでに完成 ─────
 
(3)1・2が完成したら、受験用ワークに取りかかる

具体的な学習目標がわかる進度表も作っていますし、
ワークの進みをチェックしながら、進め方のアドバイスをしています。

それにも関わらず、
一定の数だけ「何をやって良いかわからない…!」という人が、
毎年、必ず出てきます。

ではそのような環境の中で、
「よし、受験に向けてやるだけだ!」と考えられる人と、
「何をして良いかわからない、心配だ…」という人の差は、
どこから生まれてくるのでしょうか。

 

前向きに行動できるのは、どんな人?

結論からお伝えします。
不安で行動できなくなる人は、先のこと、
未来の結果ばかり気にする人が多いように感じます。

何をして良いかわからなくなる人は、
「受からなかったらどうしよう…」と、
その不安ばかりで頭の中が一杯になっています。
「受からなかったら、周りからどう思われるんだろう…」と、
世間体を気にするあまり、窮屈な思いをしています。

逆に、受験に向かってズンズン突き進む人は、
「覚悟は決めた、後はやるだけだ!」と、
ある意味、開き直って手を動かし続けます。
「受かっても受からなくても自分次第、挑戦するだけだ!」と、
物事の主体が他人ではなく、自分です。

 

私の経験からすると、成功する人ほど、
「〇〇高に入りたい!」と考えたらその意思がぶれません。
一度「やる!」と決めた勉強を、100%やり切りっています。
ある意味シンプルで、迷いがありません。

 

変えられるのは「現在」だけ!

最近、こんな気付きがありました。

塾では週1回、同じ学年を集めて勉強する日を作っていて、
そこで【確認テスト】を行っているんですね。

内容は、計算や英単語など、基礎に関わるものや、
勉強し終えた単元のまとめテストが中心なのですが、
その結果をみてビックリ。

なんと、確認テストの得点率と、定期テストの得点率が、
ほぼ一致していたのです。
確認テストで8割の人は、定期テストでも8割、といった具合です。

小さな範囲の確認テストなので、
満点を取ろうと思えば、いくらでもやりようがあります。
それでも満点が取れない一番の原因は、本気で満点を取ろうと思っていないこと。
小さな範囲でそのような状態であれば、
広い範囲の定期テストで高い点が取れなくて、当然かもしれません。

逆に、目の前のやるべきことを100%やり切ることができれば、
その先の大きな結果につながる。
これを証明するかのような結果でした。

 

過去・現在・未来。
変えられるのは「現在」しかありません。

過去から学ぶことも大事。
未来のなりたい自分像を持つことも大事。

でも一番大事なのは、いま、何が出来ているかで、
その積み重ねが未来となります。
過去や未来を直接変えることできませんが、
唯一、現在だけが自分でコントロールできるのです。

迷ったり不安に思ったときこそ、
本当に決めたことをやり切れているのか、
その一点だけ見つめ直してみましょう!

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個別指導北大コーチ