新型肺炎に関わる暗いニュースが続く中、北大コーチにも明るいニュースが届きました。
高3MHさんが、北大法学部に現役合格!
北大コーチ初の、北大合格です。
ウルッときました…。
北高合格のとき
彼女が北大コーチに通ったのは、中3の時でした。
北高を目指して勉強をしたいと相談を受けました。
もちろん北高を目指すくらいなので相応の学力を持っていましたが、最初から十分合格圏に達しているわけではなく、数学の得点力アップが課題でした。
結果として北高に合格するのですが、決して順風満帆だったわけではありません。
私が彼女の凄いところを一つ上げるとするなら『負けん気の強さ』です。
数学を上げなければ、それは1月道コンでも、2月最後の道コンでもずっと話していた気がします。
その当時の裁量問題は今よりも難しかったので、40点を超えるのも難しく、仮に40点が取れてもそこから+5点、+10点と上げるのは至難の業。
努力しても、努力しても、得点の壁を突破できず涙する姿も見ました。それだけ真剣で、全力で、真正面からぶつかっていた。その姿から、私も学ぶことがたくさんありました。
北大合格のとき
高校に入り一度塾は辞めるのですが(たまに顔を出してくれていましたが)、高3のタイミングで復帰することに。
すでに彼女は自分なりの学習スタイルを持っていたので、週1回の1対1コースで疑問を解決し、学習ペースを整える形で通うことになりました
話していても、成長が感じられました。
こちらから話さずとも、「模試の結果が〇〇だったから、△△に力を入れたい」と、具体的な解決策を常に持っていました。
ここで思ったのは、北大に現役合格するレベルだと、他人に依存していないということです。自分で明確な方向性を持っていて、必要な部分を塾を利用して解決する。自立学習のあるべき姿だと思います。
彼女らしい負けん気強さがパワーアップしていて、『勝負強さ』を感じた受験期。来たるべき時に備え、やるべき準備を淡々と重ねているように見えました。
迎えたセンター試験は、堂々の80%超え。
そして昨日、嬉しい報告を受けました。
知ろうとする努力
勉強が嫌い。
数学が苦手。
「出来ない理由」を探す人がどれだけ多いことか。厳しい言い方をするならば、それは嫌いだから勉強をしない、苦手だから仕方がないと言い訳を言っているのと同じことです。
一つ知っておいてほしいことがあります。
『知らないと嫌いは、同じである』ということです。
嫌いと言う前に、知ろうとする努力をしたのか?
苦手と言う前に、どれだけ勉強を積み重ねたのか?
決めつける前に、行動する。
先入観を持たずに、飛び込んでみる。
大切なのは知ろうとする努力です。
こんなことを言っては怒られるかもしれませんが、彼女は、決して才能だけで結果を掴み取ったわけではありません。
苦手だからといって諦めない。
どれだけ歯を食いしばっても、しがみついてでも知ろうと努力した。
結果が出るというのは、そういうことなんだと思います。
最近、とみに思うことがあります。
勉強して知識を得ることが一番大事なことではない。
勉強を通して正しい学習行動を学ぶ、いわば「生き方を学ぶ」ことが一番大事なのではないかと。
MHさん、おめでとう。
これから私も、北大コーチも、あなたに負けないように頑張ります。