教室に導入した「サーキュレーター×2」ですが、実に働き者で。
暑い日でも教室に流れる涼やかな風。
講習会よ、どーんと来い!
というわけで、今日は。
「勉強を教えることよりも大事なことがある」というお話しです。
絶賛、一人娘(5歳)を子育て中の私ですが、よくこんなことを言われます。
「塾の先生だから、勉強教えられていいですね!」
………確かに。
教科知識としては教えられるのですが。
実はそれには、あまり意味がないと思っています。
あまり意味がない、というのは語弊があるかもしれませんね。
正解・不正解という単純な話ではないので。
「もっと大切にしているものがある」
ということです。
共働き家庭なので、数ヶ月前からチャ○ンジを申し込んでいていて。
時間がある時(といっても週末限定)は見るようにしている、私。
では教えているかというと、教えていません。
始めそうな雰囲気があったら、そっと食卓に座って。
「読んでみて!」
「よく出来たね!」
「よ〜し、特別に花マルだ!」
なんてもんで、ハタから見たら親バカ(笑)ですね。
親を独り占めに出来る満足感。
これがあれば、またやってみようと思うし、
スクスクと子は育つのではないかと思っています。
そして、これは朝の出来事なのですが。
うちの子、2回に1回は
「行ってらっしゃい!」と声をかけても。
「行ってきます!」の挨拶なしにスルーすることがあるのです。
しかし、挨拶しようねといっても、なかなか言葉では伝わらなく。
でも決まって挨拶するタイミングがあるのです。
それは、
朝一緒に絵本を読んだ時。
読むっていっても、おしり探偵なので。
「カルガモさんどこ?」
「コアラちゃんいたね!」
なんて楽しんでゲーム感覚で読んでいますが。
(わかる人には、わかる)
↓参考資料↓
心が満たされると、自然と親の気持ちに答えようとしてくれるのではないか。
そう思っています。
この状況は、塾で生徒を見ていても通ずるところがあります。
勉強に問題を抱えている生徒に【勉強の正しさ】を教えても、上手くいかないことが意外と多いのです。
そして上手くいかなかった時は、
出来なかったところを直すのではなく、よく出来たことをほめるようにしています。
【よく出来た=正しく出来た】ではありません。
正しくなくても、前向きな行動があらわれたら、そのことを肯定します。
先ほどの子育ての話に共通するのは、
あなたのことを、よく見ているんだよ。
とメッセージを飛ばし、寄り添うことだと思います。
遠回りなように見えて、ここを押さえておくと、持続的に成長します。
たくさんの保護者さんと接していますが、
小学生・中学生・高校生と年齢が上がるほど、この視点が欠けてくるように感じます。
そして、
「勉強しなさい!」と言ってしまいがちです。
ご飯の時の会話を楽しんだり、部活が終わった後は家族で過ごしたり。
直接的な言葉をかけたくなる時こそ、
あえて遠回りして、心を満たすことを考えても良いかもしれません。
案外、勉強以外のところに”トリガー”が隠れているものです。
とりあえず我が家は、今日、娘が初の保育園お泊り会から帰ってきました。
家に戻ったら、ギュッと抱きしめることにします。
来週から夏期講習会です、頑張りましょう!