週明けて、講習会4日目を迎えました。
泣いても笑ってもラスト2日で講習会は完結、その後はすぐ道コン本番です。
さて、コロナの影響で学校が休校になり1ヶ月が経ちました。
学校も部活もないから、時間は有り余っています。
それなのに。
同じ指示をしていても、
しっかりできる人とできない人がいるのです。
顕著なのが、毎日の理社テスト。
事前に全く同じ問題を渡しているので、しつこく練習をしておけば8〜9割は得点できます。
それなのに、得点に開きが出ます。
不思議とですね。
部活がある時に出来ていなかった人は、
今の部活がない状況でも、同じく出来ていない。
逆に。
普段から部活があっても出来ている人は、
状況に関係なく、いつも通り出来ている。
これはもはや。
やっているか、やっていないか。
時間があるから出来るかというと、そういうわけではないのです。
(つまり、部活は言い訳にならないということ!)
というわけで、
今回は『どのくらい勉強時間が必要なのか』というお話しです。
その道のプロフェッショナルになるためには、
【10000時間】の練習が必要と言われています。
(参考サイト:1万時間の法則とは? 努力を続けるのに本当に必要なこと)
1日1時間×365日で、28年。
1日2時間×365日で、14年。
1日3時間×365日で、10年。
1日4時間×365日で、7年。
10000時間を達成するためには、これだけの積み重ねが必要です。
そして『理想の家庭学習時間』を語る時、よく言われているのが。
- 小学生は【学年+15分】
- 中学生は【学年+1時間】
- 高校生は【学年+2時間】
見たこと、聞いたことがありますよね。
ちょっと気になったので、この10000時間の法則と比べてみました。
小学生の理想合計【1916.25時間】
(内訳)
小1:15分×365日=91.25時間
小2:30分×365日=182.5時間
小3:45分×365日=273.75時間
小4:60分×365日=365時間
小5:75分×365日=456.25時間
小6:90分×365日=547.5時間
中学生の理想合計【3285時間】
(内訳)
中1:2時間×365日=730時間
中2:3時間×365日=1095時間
中3:4時間×365日=1460時間
高校生の理想合計【4380時間】
(内訳)
高1:3時間×365日=1095時間
高2:4時間×365日=1460時間
高3:5時間×365日=1825時間
すべての理想合計【9581.25時間】
あら不思議。
10000時間に近い数字になりました。
いつどの時代でも言われていることで、
学校や塾の先生に言われる度に「またか…!」と思ってしまいがちですが、
この理想の学習時間は【真理】に近いものなのかもしれません。
ただし。
10000時間やらなければ、絶対に結果が出ない。
というわけでは、決してありません。
参考サイトにも反対意見が書いてありますが、学習の質によって、大きく結果が変わります。
塾での1時間と、家での1時間。
おそらく「中身が濃いのは塾での1時間」と答える人が多いと思います。
机に座ることが目的になって、時間の割に効果が薄い人もいます。
あとは、人によって身につきに個人差があります。
方向音痴の人が地図を見ても目的地にたどり着けない中、方向感覚のある人は景色を見ただけで何となく着いてしまう。勉強にも、勘どころのようなものがあるのは、事実です。
それでも、こんな感覚は持っておいてほしいと思います。
卓球の水谷選手がつぶやいていました。
練習まで時間あるのでのんびり☕️
— 水谷隼 (@Mizutani__Jun) May 7, 2019
「どうやったら卓球強くなりますか?この技術はどうやったら上手くなりますか?◯◯はどうやったらできるようになりますか?」って人生で1番質問されてる俺の嫌いなワードですから答えます。「1万時間練習してから質問しに来てください」
近道なんてない✋ pic.twitter.com/uKnUq4JWVE
まずはやってみろ!
ということですね。
「勉強の仕方がわからない」と相談を受けることが多い私ですが、
まずはやってみること。
やってみて、初めて自分の”型”が見えてくるんだよ。
というようなことは伝えるようにしています。
※さすがに「10000時間勉強してから来てください」とは言いません(笑)
先ほどの理社テストも同じです。
やってみなければ、何も始まりません。
10/10000時間。
講習会で中学生が学ぶのは、全体のわずか0.001%です。
それでも、やってみれば何か変わり始めます。
理社テストの満点を狙って、本気で勉強する。
そこから始めましょう!