中2は宿泊研修、中3は修学旅行があり。
今週はちょっと寂しい教室ですが。
小学生たちは、
いつも変わらずエネルギッシュ。
そんな小学生たちに、
どんなことを教えているかというと。
まず、
正しく座る。
浅く腰かけたり、背もたれによっかかったり、肘をついたり。
最近多いのが、斜めに座って、斜めにプリントをおいて解く人。
このような姿勢で勉強している人は、
たいてい計算の段がずれて、ミスにつながっています。。
腰で座る。
左手を添える。
たったそれだけで集中力が変わります。
続いて、
読みやすく書く。
【km → Km】など、アルファベットの高さに注意する。
【6と0】【0と9】【9とa】など、似た文字をかき分ける。
キレイな字というわけではなく、
誰が読んでも「この文字だな」とわかるように書くのが大事。
テストを採点するのは他人ですからね。
あとは、筆算の書き方でいうと、
縦のラインをそろえて書かくと、驚くほどミスが減ります。
自分で見間違えないようにする工夫も大事です。
最後に、
途中計算を書く。
計算ミスが多い人は、
自分の考えを紙に書き出すのが苦手です。
頭の中で全部考えて、
1つも2つも同時に計算しようとしてミスします。
途中計算を書いて間違った人に、
「どこで間違ったか教えて」というと、たいてい気づけます。
あとで、自分の考えを自分に知らせるヒントにもなります。
間違えを学んで、次回できるようにすれば、ミスは減ります。
なので塾プリントを採点する時も、
答えではなく、解き方や過程の方を大事にチェックします。
「よく出来たね!」とほめるのも、
解き方を褒める時の方が多いですね。
「そんな簡単なこと教えているの?」
そう思った人はいませんか。
でも、この勉強の基礎基本ができていないから伸び悩みます。
表面の知識だけなんとなく覚えて、結局ミスするのです。
道コンSS50を超えるためには、
この基礎基本を身につけることは必須条件。
場合によっては、
SS55〜60を超えられない人にも、
この傾向が当てはまります。
やっかいなのが、
年齢が上がるほど直りにくくなります。
中学生くらいになると、
もう長い年月習慣になっているので、相当時間がかかります。
小学校5.6年でも大変ですね。
言って治っては、元に戻り…の繰り返しになるので、
根気強くアドバイスしないと、身につきません。
小学校の早い内から習慣づけした方が、
自然と身につきます。
というわけで、
小学生は教科知識や勉強量も大事なのですが、
学習姿勢を細かく見ています。
という話でした。
とはいっても、
頭ごなしに厳しく「やりなさい!」というのは避けています。
そんな伝え方で一時的にやっても、
見ていないとすぐ戻ってしまいますから、意味がありません。
根気強く、
「こうした方が得だよ!」
と伝え続けています。
ぜひご家庭においても、
「100点取った、凄いね!」よりも、
「いつもまっすぐ座って、姿勢良くなったもんね。」
「集中して勉強できたから、結果につながったね!」
と、結果に至った過程をほめてください。
「頑張りに気づいてくれる」と思えば思うほど、
「また頑張ろう!」と思えます。
なんだか、
小学生の指導って子育てと変わらないな…
とこのごろ思う教室長でした。
それでは、今日も1日ありがとうございました。
明日も教室でお待ちしております!