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コーチ通信【24年9月20日号】

8月道コンの結果はどうだった?

8月道コンの結果が発表され、教室内にも掲示していましが、「優秀な結果を残した人(SS60超え)」と「グンと伸びた人(SS5.0以上UP)」をこの場で表彰させてもらいます。ちなみにSSは偏差値のことで、SS50=平均点です。

SS60超えの人(5教科合計)

中学生編

・TYくん 437点/SS67.8!北辰中7位!
・MAさん 404点/SS64.4!
・NKくん 388点/SS62.7!
・OHくん 471点/SS71.5!北辰中1位/全道18位!
・TYくん 459点/SS70.3!北辰中2位/全道43位!
・OHくん 459点/SS70.3!北辰中2位/全道43位!
・HNくん 399点/SS64.3!
・YIくん 398点/SS64.2!
・SRくん 357点/SS60.1!
・OSくん 459点/SS66.8!北辰中1位/全道97位!
・SSくん 444点/SS65.3!北辰中5位!

小学生編

・WMさん 481点/SS68.9!全道14位!
・WKさん 473点/SS68.0!全道27位!
・ARくん 453点/SS65.8!全道87位!
・KYさん 414点/SS61.5!
・MKくん 426点/SS64.9!全道84位!
・MKくん 175点/SS65.6!全道70位!※2教科合計
・SNさん 174点/SS65.3!全道81位!※2教科合計

SSが5.0以上伸びた人(5教科合計)

中学生編

・HSくん SS6.9UP!
・WKくん SS5.7UP!
・NKくん SS5.1UP!
・NAくん SS5.1UP!
・HNくん SS7.4UP!
・KRくん SS5.1UP!
・NRさん SS6.3UP!
・HSさん SS5.1UP!

道コン結果から

前回8/20のコーチ通信で講習の様子を伝えていたのですが、TYくん・HNくん・KRくん・HSくん・OSくんなど「気迫が違うな…」「様子変わったな…」と取り上げた人が軒並み表彰されているのが印象的でした。やはり、結果を残す人は行動が違います。

SS59台やSS4.0以上UPなど惜しくも基準に満たなかった人もたくさんいたので、次回は表彰目指して頑張りましょう!期待しています。

一方で「いつも通りやっていたはずなのに、思ったような結果を出せなかった…」と感じる人もいると思います。大きな原因は2つ考えられます。

まず、回を重ねるごとに道コンが難しくなり続けている、という事実に気がついていないケースです。

中1の8月道コンは、まだ4月〜7月の4ヶ月で進んだ範囲しか出題されません。ところが中2はそれに1年を加えた、1年4ヶ月の広い範囲から出題されます。中3はさらに2年4ヶ月まで広がります。その違いを理解しないままいつも通りやってしまうと勉強時間が足りなくなり、復習に手が回らなくなります。

加えて、学年をまたいで複数の単元がつながる「融合問題」が出題されるので、数学や英語の難易度が難しくなり続けます。範囲の広さと出題の難しさ、両方の違いを理解して対策しなければなりません。

もう一つの原因が、ライバルが増え続けているという事実に気づいていないケースです。

今回の8月道コンの受験者数を比べてみましょう。

  小4: 1,385人
→ 小5: 1,730人
→ 小6: 2,666人
→ 中1: 6,297人
→ 中2: 8,083人
→ 中3:13,361人

中3の受験者数が最も多く、中1の2倍、小4の10倍もの数になります。特に、小6→中1が+3500人、中2→中3が+5,000人と増え方が著しく、このタイミングで思うような結果が残せなくなる人が多いように感じます。

現状維持は、退化と同じ。

皆さんにはそういった意識を持って欲しいと思います。今と同じことがずっと続く保証なんて、どこにもありません。

いつもより、1週間早くカミングサマーに取り組んでみる。道コン過去問を1年多く解いてみる。学校から帰ったら10分でも机に座って問題を解いてみる。

ちょっとの工夫でOKです。「こうしてみようかな」という小さな行動の積み重ねが間違いなく自分の力になり、自信が生まれ、「またやってみようかな!」と好循環につながります。それがいわゆる勉強の“ヤル気”の正体だと私は思っています。

学習量を増やすためには

現状維持は退化と同じ。とお伝えしましたが、手っ取り早いのが、学年が進むのに合わせて相応の学習時間を確保することです。目安としては、小学生は【学年×15分】、中学生は【学年+1時間】とよく言われます。実行に移すための“コツ”を紹介しておきます。

開始時間を決める

よくスケジュールを立てる時に、こんな感じでギチギチの予定を立てる人がいます。

  18:00〜19:30 塾
→ 19:30〜20:00 ご飯
→ 20:00〜20:30 風呂
→ 20:30〜22:00 自由
→ 22:00〜23:30 勉強
→ 23:30寝る

実行できれば良いのですが、ほとんどの場合は絵に描いたモチ、続けられなくなります。

まずスケジュールは「続けられる」ように作らなくてはなりません。理想を追い求めるよりも、現実的であるべきです。そこでオススメしたいのが、開始時間だけ決める方法です。

先のギチギチスケジュールの場合、「22:00に机に座って勉強を始める」ことだけに絞ります。何時までやるとかは考えずに、絶対に始める。予定を立てるのが苦手な人ほど、この1点に絞ってみましょう。決めた時間に始めるのが、習慣化の第一歩です。

スキマ時間を積み重ねる

学習習慣がない人の多くが「まとまって勉強時間を作ろう」とする傾向が強いです。例えば1日2時間が目標だとすれば、2時間ビッチリ机に座ることをマジメに考えて、その結果「机に座ること」が目的になったり、2時間が重荷になったりして挫折しがちです。

その逆で、こまめに分けて勉強するのがオススメです。

朝7:00に10分だけ、英語の教科書の音読をする(中学生は教科書にリスニングQRコードがついています)。学校の休み時間中に、学校の宿題をやってしまう。ご飯ができるのを待っている間に、食卓でサッと問題集を広げてやってしまう。

制限時間があるからこそ集中して出来て、合間にやるから負担が少なくなります。チョコチョコ勉強するのが良いのです。高校生なんかは、行き帰りの電車・バスに乗っている間がゴールデンタイムといえます。(ちなみに小学生は、登校前の朝10分勉強がオススメ)

同じ理由で、2時間の勉強でも「30分×4回」など、集中できる適切な長さでテーマを決めて、30分ごとにやり切る方が効果的です。

やることを決めておく

人間の集中力には限界があって、実は「何を勉強しようかな」と悩んでいるその時から、集中力が削られ始めます。せっかく【開始時間】を決めたり【スキマ時間】を活用しようと思っても、その度に何をやるか考えていては時間がムダになってしまいます。

それを防ぐには、ザックリとでも何をするか決めておくのがオススメです。

塾の方で予想テスト範囲を配っているので、塾では先取りを進めて、家では進んだ分の塾ワーク(iワーク等)を進める、と決め事を作っておく。学校ワークは、学校にいる間のスキマ時間で片付ける。土日には、1週間進んだ分のやり残しをやり切る。といった具合です。

興味がある人は、コチラの本を読んで見てください!
私も愛読しています。
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何歳からでも結果が出る 本当の勉強法
望月 俊孝 (著)

それでもできない場合は?

学習スケジュールを作成

希望者には【1週間の学習スケジュール】を作成しています。自分でスケジュールを立てられない人、一緒に決めた方が行動に移せそうな人は、ぜひ声をかけてください。前向きな行動、大歓迎です!

塾をフル活用

家で出来ないなら、塾で一緒にやろう。家庭学習を、塾の学習時間に置きかえる感覚です。塾では勉強しかできないので、誘惑に弱い人や、部活で忙しい人、スマホ依存の人にオススメ。

1対1指導で学習効率UP

勉強がわからなくて、思うように勉強がはかどらない人もいると思います。1対1指導を追加でつけて、理解してから自分の勉強に移ると効率アップ間違いなし。わかると勉強は楽しい!

【中3】土曜講習+連続模試が続く。

中学3年生は9月にB対策模試、10月に道コン(C対策模試)を実施しますが、いずれも2週間先の学力テストと同じ範囲となり、学校の先取り内容を含みます。タイトなスケジュールなので、10月10日(水)の学力Bが終わったらすぐに学力Cの範囲に取りかかりましょう。

今後の予定。

中3の土曜講習の他、10月20日.27日(日)に「にちべん」を実施。定期テスト直前の日曜日をフル活用しよう!

9/21(土)中3:B対策模試
9/28(土)中3:土曜講習③
10/5(土)中3:土曜講習④
10/10(水)(学校)中3学力テストB
10/19(土)中3:道コン(C模試)
10/20(日)中学生:にちべん①
10/26(土)中3:土曜講習⑤
10/27(日)中学生:にちべん②
11/1(金)(学校)北辰中定期テスト

教室長松浦の”ボソッと”

▼8月道コン結果、北辰中2が1.2.3位独占と凄い結果を残しましたが、彼らだけではない。自立して、自分事として勉強する人が増えたのが嬉しい。▼こんなことを言ったら語弊があるかもしれないが、究極は「塾なんてなくても勉強できる」ように育てることが私の役割ではないか…本気でそう思う時がある。▼だから最近は教えることよりも、私という存在がいなくてもどうやったら勉強してくれるのか、そればかり追求している。本やYoutubeで勉強のやり方ばかり調べている。その成果が今回の道コンで、ちょっとだけあらわれた気がしている。▼全く話が変わるが、今年4月に我が家にネコが来たのだが、もうすぐ半年。すっかりネコに浸食され、ネコキーホルダー、ネコTシャツ、ネコLINEスタンプ等々、生活がネコに染まっている。▼ネコには到底かなわないが、ネコに負けないくらい生活に浸透する塾でありたいものだニャン。

塾の日々
個別指導北大コーチ