1月道コン、どんな道コン?
新年、あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。
さて、講習会が終わって、道コンが終わって、学校が始まりました。道コン事務局より難易度が発表されたので、振り返ってみましょう。
中1
科目 | 平均点 | 難易度 | SS40 | SS50 | SS60 |
国 | 49.4 | ★★★★★ | 31 | 49 | 68 |
数 | 50.0 | ★★★★★ | 27 | 50 | 73 |
社 | 60.4 | ★★★☆☆ | 40 | 60 | 81 |
理 | 56.8 | ★★★☆☆ | 33 | 57 | 81 |
英 | 66.8 | ★☆☆☆☆ | 44 | 67 | 90 |
5科 | 283.7 | ★★★★☆ | 187 | 284 | 381 |
中2
科目 | 平均点 | 難易度 | SS40 | SS50 | SS60 |
国 | 56.1 | ★★★★☆ | 39 | 56 | 73 |
数 | 44.5 | ★★★★★ | 26 | 45 | 64 |
社 | 55.1 | ★★★☆☆ | 33 | 55 | 77 |
理 | 46.0 | ★★★★★ | 25 | 46 | 67 |
英 | 58.8 | ★★★☆☆ | 35 | 59 | 83 |
5科 | 260.7 | ★★★★★ | 170 | 261 | 353 |
中3
科目 | 平均点 | 難易度 | SS40 | SS50 | SS60 |
国 | 59.8 | ★★★☆☆ | 39 | 60 | 81 |
数 | 44.7 | ★★★★★ | 25 | 45 | 64 |
社 | 50.0 | ★★★★☆ | 29 | 50 | 71 |
理 | 53.6 | ★★★☆☆ | 32 | 54 | 75 |
英 | 51.2 | ★★★★☆ | 28 | 51 | 75 |
5科 | 259.6 | ★★★★☆ | 164 | 260 | 356 |
※道コンのWebサイトから引用
一番印象的だったのが、中1の国語です。
★5つの難易度だけあって、採点していても最後までたどり着かなかった生徒が複数人いました。当然【時間配分】の工夫が必要なのですが、それよりも【読むスピード】の差が出たように感じています。「日本語だから読める」と後回しにされがちな国語の勉強ですが、今後は勉強量を確保して、読むスピード・解くスピードを追求する必要に迫られるかもしれません。
社会が難しくなっているのにも、注意が必要です。
「暗記すれば得点しやすい」というのは変わりないのですが、記述問題が増え、内容も難しくなっています。出来事の背景を知っていたり、問題で与えられた資料を読み取らなければ答えられません。日頃から丸暗記ではなく、「なぜこういった出来事がおきたのか」と疑問を発しながら勉強するのが大事です。
相変わらず一番難しいのが、数学です。
大問後半の応用問題になると、難易度がグッと上がります。「70点が取れるまでは基礎固め」「80点以上が狙えるようになったら、応用問題中心で数をこなす」と、実力に向き合って勉強のテーマを決めましょう。決して、難しい問題ばかり解くのが勉強ではありません。
総じて今年の道コンは、22年3月から新しくなった公立高校入試を色濃く反映させています。23年3月実施の新しい入試第2回も、動向が気になるところです。
凄かった生徒を紹介。
まだデータが出ていません(※執筆時点)し、SS(偏差値)がわからないので評価ができないのですが、「これは凄い!」と思った生徒がちらほらいるので、紹介します。
中学生部門
- NTくん 459点 …高得点キープ!貫禄出てきた。
- KHさん 92点アップ …8月から驚きの伸び!
- SKさん 48点アップ …彼女も8月から伸びが凄い。
- OHくん 435点 …夏の悔しさをバネにV字回復!
- NKくん 417点 …頑張ったけど、まだ出来る!
- TYくん 425点 …意識の変化が出たね、さすがだ!
- KHさん 52点アップ …勉強が習慣づいた成果!
道コンは回を重ねるほど範囲が広くなるので、得点しにくくなります。その上、前述の通り、入試の変化に伴って道コンの傾向も変わっています。そんな中でも得点を上げたり、高い得点をキープしている人に共通しているのが『現状に満足せず、進化し続けている人』という特徴です。
例えば中3のNTくんやKHさんは、誰よりも勉強しています。塾に残って自習はもちろん、家でも勉強を中心に考えて生活しているのが顔を見るだけで伝わってきます。それ以外の人も「何を勉強するか自分の頭で考えている」「出来ることをブレずにやり続けている」など、姿勢の変化が感じられます。
今回紹介しなかった人の中にも「成長しているな」と感じる人がたくさんいました。結果は行動で変わります。これからの皆さんの変化を楽しみにしています!
小学生部門
- OHくん 459点 …ギアを上げてきた、さすがだ!
- IYさん 54点アップ …勉強の質が高くなった!
- OHくん 478点 …500点満点まであともう少し!
- YIくん 416点 …いいね、ジワっと伸びてる!
- KRくん 77点アップ …見ていて姿勢が全然違う!
- NKくん 68点アップ …地道にやっていた成果!
- OSくん 420点 …大台に乗った、さらに進化を!
上記で紹介した人は、行動が変わってきました。例えば「カミングウィンターを完成させる」とか「テスト範囲の塾プリントを完成さえる」とか、決めた目標を達成できるようになっています。
その裏付けとして、学習量の積み重ねがある一定の水準を超えていることも忘れてはなりません。ある人は家庭学習を欠かさず、進めた分を言われなくても見せてくれます。ある人は家庭学習の量は少なくても、週2回の塾に欠かさず通って勉強してきました。テストの結果にマグレはありません。
人によって勉強に得意・不得意はあります。それは足が速い・遅いというのとそんなに変わりません。大事なのは「わからないなりに、毎日ワークを2pやってみる」とか、「解くのに時間がかかるから、人より早くから準備する」とか、自分にあった工夫を重ねることです。そうやって行動が変われば、結果は自然とついてくるものです。
小学生のみんなにも、中学生と変わらないくらい成長を感じています。2月の学力診断テストや、4月の道コンの変化が楽しみです!
中3は定期テストが終わる。
中3の人は、定期テストがすべて終わり、受験勉強だけに専念できる期間に突入しました。これからの勉強のテーマは、3つあります。
まず、テスト範囲に入らなかった、中3の教科書の残った範囲をやり切ること。主に数学の三平方の定理と、理科の天体です。
それが終わったら、入試過去問に進みます。過去問を解いて、出来なかったところは塾プリントやビルダーで復習します。
それらをくり返したら、1月28日から始まる連続模試で、勉強の成果を試します。その結果から「合格点or目標点まで何点足りないか」「次に何を勉強すべきか」を見極めます。
受験が近づくと何をやったら良いか不安になりがちですが、基本的にはこの3つだけでOKです。これらが終わったら2月中旬になるので、あとはビルダーや道コン/過去問、塾プリントを解き直すだけ。シンプルに決めたものをやり込むのが受験勉強の王道です。
中1.2は定期テストまで1ヶ月。
冬休みが明けた段階で、中1.2はテストまで1ヶ月を切っている状態です。何度も伝えてはいますが、勉強の優先順位を今一度整理しておきましょう。
学校ワークの完成
もし予想する試験範囲の学校ワークが終わっていないなら、何よりも優先して完成させてください。学校ワークは提出があり、成績に関わります。またワークと同じ問題がテストに出ることもあります。
今のタイミングで終わっていないと、テスト前は学校の提出する埋めることに時間が取られてしまい、ワークの内容を身につけることに意識が回りません。
完成している人は、テスト2週間前(=2月に入ったあたり)から解き直しをお忘れなく。
塾プリントの完成
塾プリントはすでに予想試験範囲が終わっている人が増えてきましたが、進みに自信がない人は、数学・英語を優先して進めるようにしましょう。理科・社会の方が、遅れても後から何とかなります。
一通り範囲が終わった人は『まとめ』シリーズで復習をしたり、『チェック』『テスト対策』だけを選んで試験範囲をスピーディに回します。400点を超えるなら、3周以上は回しておきたいですね。
iワークの完成
iワークが予定通り進んでいる人は、×印の問題を解き直して復習を完成させましょう。その後は確認テスト替わりに『iワークプラス』を活用し、理解が不十分なところを洗い出します。その後は、iワークとiワークプラスの×印を何度も解き直します。塾プリントと同じく、400点以上を目指すなら3周以上解き直すのがBESTです。
学校ワークが終わっていない人は、そちらに専念してOK。進み具合によって勉強の内容を調整するので、個別にアドバイスします。
その他『通い放題1ヶ月集中コース』や『にちべん』もあるので、フル活用してテストに備えましょう!
今月のボソッと│教室長 松浦
皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしたか。私は元旦に妻の実家、旭川に1泊したのですがその帰り道。高速が途中で通行止め・ホワイトアウト・5時間の渋滞ドライビングで死にそうな思いをして帰ってきました…。
話は昨年に戻りますが、映画SLAMDUNKを観ました。良い年のオトナが涙腺崩壊して、なんだか部活に夢中だった10代の頃を思い出しました。「生徒の頑張りが オレを蘇らせる 何度でもよ…。※」定期に、受験に、新学期準備に。密かに闘志を燃やす教室長なのでした…。