道コン結果から。
4月実施の道コン結果が出ました。新しい学年1回目の道コンだったので、前の学年までの身につきが試される試験範囲でした。今回は、SS60以上の成績上位者を表彰させていただきます!
★小6 OHくん SS68.3 ★小6 OHくん SS66.6 ★中1 MAさん SS67.0 ★中1 NKくん SS61.4 ★中2 STくん SS66.2 ★中2 OHくん SS65.7 ★中2 ESくん SS63.8 ★中3 NTくん SS68.2 |
SS60超えの生徒を表彰させてもらいました。なぜSS60を基準にしているかというと、そのラインを超えると上位進学校、つまり大学進学を狙える高校を目指せるようになるからです。皆さんには、そのラインを目標に頑張って欲しいです。
また皆さんには、【現状維持は退化】という言葉を覚えておいて欲しいと思います。残念ながら同じことを続けているだけでは、結果が段々悪くなります。理由は3つあります。
まず、勉強内容が学年を重ねるごとに難しくなるからです。特に数学・英語は、前の学年の勉強をベースにして次の学年の勉強を学ぶ=グレードアップするので、年を重ねるごとに複雑化します。
次に、試験範囲が広くなるからです。例えば中1であれば、次の8月道コンの試験範囲は中学に入って3ヶ月分なので、定期テストと同じくらいの狭い範囲です。しかし中3になると、同じ8月道コンであっても範囲の広さは2年3ヶ月分。全く別物の試験ですね。
最後に、ライバルが増えるからです。道コンは中3の受験学年をピークに、年々受験者数が増え続けます。ライバルが少ない中1の段階で上位だとしても、猛者が増える中3では競争が激しくなるので、同じやり方では全体の順位が下がります。
そんな中、小6CRさんや中2ESくんは、1年前と比べてSSが9〜10アップしていました。CRさんは、当たり前に勉強する量が増えています。教科の偏りなく、毎回ほーぷを提出します。ESくんは、iワークの学習進度が予習ペースから遅れたことが、一度もありません。二人共、続けることの大切さを体現してくれたと思っています。
そして中2のMEくんは、前回から数学SSが5もアップしています。やはり、中学校に入って難しくなるのが数学・英語なので、誰もが一度はつまずきます。でも彼は数学から逃げずに、必死に向き合いました。よく頑張りましたね!
何となく結果が出ることはありません。何かを続けて実行してきたり、言い訳せずにやるべきことを行動に移したから、結果が変わるのです。次は6月定期テスト、そして8月道コンに向け行動に移しましょう!
6月定期テストに向けた先取り
中学生は、6月定期テストに向けた『iワークの進度表』を配っています。
定期テストの予想範囲と、それに向けた週ごとの進度目標を一覧にしており、3週間先取りペースでスケジューリングしています。つまり、進度表に遅れずに実行できれば、定期テスト3週間前に試験範囲の勉強が1周する=丸々3週間は復習に専念できる、ということです。
6月定期テストは、自己ベストを更新する大チャンスです。数学が計算分野なので、ミスなく解ければ高得点が狙えるからです。
とにかく肝となるのが、数学と英語です。この2教科が遅れずに予習ペースとなれば、問題が発生しても、後から何とかなります。塾プリントは数学・英語の予習を最優先して、iワークも数学・英語から取り組むようにしましょう。
勝負が決まるのは、定期テスト直前ではなくて、今。差がつくのは最後の仕上げではなくて、下準備です。目の前の1週1週を大切に、遅れが出てきたらすぐ修正するよう、心がけましょう!
数学・英語で受験校が決まる
勉強は頑張りたいけど、何から手をつけて良いかわからない。そのような人は上の先取りの話と同じで、数学や英語から始めるべきです。
今回、4月の道コンを受ける際に「志望校を最大で4つまで書けるよ」とアナウンスしていたのですが、学年が低いほど何を書いて良いかわからない、または現実の得点と目標が離れている傾向が強かったです。ここで、学年別の平均点を見比べてみましょう。
<22年4月道コン│北辰中全体の学年別平均点>
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | 合計 | |
中1 | 66.2 | 57.1 | 66.7 | 61.1 | 72.9 | 324.3 |
中2 | 62.1 | 63.0 | 71.2 | 63.1 | 75.2 | 334.8 |
中3 | 69.0 | 61.7 | 64.9 | 60.0 | 57.6 | 313.3 |
中1~3平均 | 65.8 | 60.6 | 67.6 | 61.4 | 68.6 | 324.1 |
3学年の平均を見て分かる通り、一番低い教科は数学です。ついで低いのは理科ですが、計算問題の出題が多い一分野での失点が目立つので、差をつけているのは数学的な力といえます。
英語は、中3の平均点が極端に低いことが特徴的です。これは入試本番に近い形式になり、総合力が試された結果です。試験範囲が短い中1.2の結果で満足してはいけないということが、数字から見て取れます。
志望校を決める際も、数学・英語で差がついて、受けられる高校が決まります。それだけこの2教科が大事なのです。
まずは6月定期に向けて、新しい学年の始めの単元を仕上げるのが、数学・英語攻略のスタートです。数学は計算分野中心なので、やり込むほどに高得点が狙えます。英語はELSTを活用して、教科書の単語や文章を徹底的に覚えましょう。
それが終わったら今度は8月道コンまで、復習する余裕が生まれます。『カミングサマー』をくり返し勉強したり、わからないところまでさかのぼって勉強することもできます。
時期によってテーマを切り替えながら、数学・英語の底上げを狙っていきましょう!
小学生→学力診断テストが必修化!
小学生の学力診断テストですが、以前からお伝えしていた通り、今年度から必修化とさせていただきます。今後は道コンと合わせて、小学4・5・6年は年6回模試を実施します。
(1) 4月2日前後 | 道コン① |
(2) 6月下旬〜7月上旬 | 学力診断テスト① |
(3) 8月10日前後 | 道コン② |
(4) 11月下旬〜12月上旬 | 学力診断テスト② |
(5) 1月10日前後 | 道コン③ |
(6) 2月下旬〜3月上旬 | 学力診断テスト③ |
学力診断テストは、いわば「小学生版の定期テスト」です。
- テスト範囲に合わせて準備をする
- 学力を正確につかむ
- 見直した後に【リテスト(解き直しテスト)】をやる
といったように活用することで、正しく勉強ができるようなります。
次回の学力診断テストは6月下旬実施です。6月の上旬〜中旬あたりから復習に取り組みますので、皆さん、意識しておいてくださいね。
英語は語学、毎日親しむ
ELSTによる英語4技能の学習がスタートして、もうすぐ1ヶ月です。4月17日を期限に、1回目の宿題も出しました。
まだ英語を聞いたり読んだりする勉強に慣れていない、アプリの使い方に慣れていないなど、人によって進み具合は様々です。常に私の手元で生徒の進捗状況がわかるようになっているにですが、くり返し勉強して、アプリを上手に活用する生徒が増えてきました。
英語は語学です。まとめて勉強するのではなく、1日5~10分で良いので、毎日親しむことが大切です。やり方がわかる/わからないもあるのですが、わからないなりに触れてみてください。小学生の頃から、そして中1.2の頃から五感を使って勉強することが、先ほど伝えた「中3になってからの英語の平均点の低さ」に立ち向かう、唯一の手段です。
塾を活用して学習ペースを作る!
中学生にはiワークの学習進度表に合わせて、小学生にはほーぷを1日数ページずつ進めるように話していますが、思うように進まない人もいます。
「家だと集中できない」という人は、ぜひ【通い放題コース】に変更して塾の勉強時間を増やしてください。塾ワークだけでなく、学校の宿題やワークを持ってきてやってOK です。
「勉強のやり方がわからない」という人は、私やセンター長にいつでも聞いてください。一から丁寧に勉強のやり方を教えますよ。
また「たくさん塾に来るのが大変」「部活で帰りが遅い」という人こそ、塾を活用して流れを作って欲しいです。塾で勉強量そのものを増やして、やり方がわかればもっと家で勉強がしやすくなります。
今回、6月定期テストに向けては『学習時間記録』をつけて教室で集計しています。たくさん勉強して良い得点を取れるように、一緒に頑張りましょう!
※※ GW日程にご注意ください ※※
〜4月28日(木) | 通常授業 |
4月29(金)〜5月5日(木) | GW休講 |
5月6日(金) | 通常授業再開 |
今月のボソッと│教室長 松浦
雪がすっかり解け、春らしい心地の良い風が吹く、今日この頃。捨てる場所がなく、自宅の2階まで雪が積もっていたのが嘘のようです。
今年も卒業生が「大学に合格しました!」と顔を出してくれました。高校に進んだ後も塾に通う子もいれば、卒業する子もいます。それに関係なく、元気で夢を叶えた姿を見せてくれるのが、一番の喜びですね!