定期テスト、お疲れ様でした!
2月14.15日で中学1・2年生の定期テストが終わりました。途中、冬休みをはさんで3ヶ月にも渡る対策期間となりましたが、みんなの出来はどうだったのか…結果が気になりますね。
今回良かったなと思うのが、学校の勉強を大事にして取り組んでいた人が多かったことです。
当然ですが、定期テストは『学校の授業』で習ったことがたくさん出題されます。つまり勉強の優先順位は【①学校ノート→②学校ワーク→③その他問題集】となります。今回は定期テストが近づけば近づくほど、①や②を入念にくり返す人が多かった印象です。
ちょうどいま冬季オリンピックが行われていますが、スノーボード男子ハーフパイプの金メダリスト、平野歩夢選手のエピソードが感動的だったので、紹介させてもらいます。
平野選手の幼少期はどんな子だったかというと、まわりの子が派手なジャンプやかっこいいトリックの練習に励む中、ターンする時のエッジの使い方やジャンプの踏み切りなど、基礎を何より大事にしていたそうです。基礎を突き詰めたからこそあの高いジャンプが実現できて、人類初の「トリプルコーク1440(軸を斜めにした縦3回転、横4回転技)」を成功させることができたのです。
金メダリストと比べるのもおこがましい話かもしれませんが、本質は勉強も同じ。【基礎・基本】が最も大事なのです。今まで私が見てきた450点を超える生徒は皆、テストが近づくほどに学校の勉強を入念に復習していました。
そしてそういった生徒は、後ろから見ていても所作が美しい。鉛筆の動かし方、ノートのとり方、ワークの解き方を一つひとつ観察していても、それぞれにこだわりがあって、自分なりの正解を追い求め続けているのが伝わってきます。
今回の定期テストを通して、それが感じられる生徒が増えてきました。執筆時点では答案が返ってきていないので、結果を楽しみに待ちたいと思います…!
私立高校入試、そして公立高校入試
なかなか新型コロナの感染状況が思わしくない中で迎えた、私立高校入試。なかには学級閉鎖となるクラスも出てきて、受験勉強のテンションを保つのが難しい入試となりました。
こういう時は頭を切り替えて、出来ないことではなく、出来ることに集中するのが一番。
学級閉鎖になるということは、考え方によっては学校の授業がない分、自分のやりたい勉強が出来るということ。通常より多く過去問を解くことができますし、見直しにもたくさん時間が使えます。そもそも大学を受験する高3は年が明けたら学校がありませんから、それと変わらないのです。
かといって家で一人で勉強を続けていると、能率が下がったり、悲観的になったりすることもあります。そこは塾のZOOM自習室が毎日開いているので、何をするでもなく、一緒に勉強してペースを作っていきましょう。それだけでも全然違いますよ。
また入試本番が近づいてきて、何を勉強して良いか不安になる人もいるかもしれません。道コンと予想模試がすべて終わった今、これから取り組むべきは「過去問を解く→ビルダーで復習→過去問の解き直し→ビルダーでさらに復習」とくり返すこと。
先ほど触れました平野選手の話しとつながりますが、受験本番のあせった状況で自分を助けてくれるのは【基礎・基本】です。
すでに受験生のみんなは経験していると思うのですが、道コンの試験最中に「ヤバい解けない、どうしよう…」とあせったり、答案が返ってきた時に「なぜこんな問題で間違えたんだ…」とショックを受けた経験があると思います。受験で合否の命運を分けるのは、実は一か八かの応用問題の出来ではなく、当たり前に解ける問題の正確性なのです。
もし不安な気持ちが生まれても、【基礎・基本】を最後までぶれずにやり抜きましょう!
英語学習が変わる。
Webやプリントでご案内しておりましたが、北大コーチの英語指導が劇的に変わります。2022年4月から、ELSTという4技能対応アプリを導入し、【聞く・話す・読む・書く】というすべての力を伸ばします。背景にあるのは、入試の変化と学校教育の変化です。
まず入試の変化について。大学入試がセンター試験から共通テストに変わった際に【リーディング:リスニングが50%:50%】となり、聞く・読む力の配点が驚くほど高くなりました。
北海道の公立高校入試もそれに合わせてか、目の前の3月入試からリスニングの配点が30〜35%に増えます。今まで以上にリスニング対策が避けられない状況となっています。
そして教科書改定+小学5.6年生の英語必修化により、英語の学習内容が難しくなっています。
2013年と比べて、学ぶ英単語数が3,000語→4,500語と約1.5倍となったので、現場では従来よりも英語の勉強が進まなくなる生徒が増えています。残念ながら小学校・中学校の授業は、今の変化に十分対応できておらず、「小学校→中学校」へ進学する際の接続も不十分です。
そのような状況の中、いよいよ当塾においても変革のタイミングを迎えたと感じ、指導内容を改定する運びとなりました。詳しくは、2月19日(土)の『オンライン英語学習説明会』にてお伝えさせていただきます。乞うご期待ください!
【予告】週3回コースが通い放題に!
2022年4月から、週3回コースが通い放題に変わります。小学生・中学生の両方とも、週3回コースが上限となります。
やりたいだけ塾で勉強して、もっと学力をつけてもらいたい。変更に至った理由は、この一つに尽きます。
家で勉強できないなら、塾でやりましょう。勉強のやり方がわからないなら、教室で一緒に勉強しましょう。気持ちが弱いなら、私がとことん面倒をみます。
今まで「ちょっと週4回に増やすのは、気持ちが乗らない…」とためらっていた人も、週3回コースから通い放題となるので、気兼ねなく、やろうと思ったその瞬間から塾で勉強できます。みんなの頑張る姿を見るのが、楽しみです!
<2022年4月からの中学生コース>
学年 | 学習時間 | 週2回 | 通い放題(週3回以上) |
中1.2 | 1回90分 | 18,700円/月 | 20,900円/月 |
中3 | 1回90分 | 22,000円/月 | 24,200円/月 |
<2022年4月からの小学生コース>
学年 | 学習時間 | 週1回 | 週2回 | 通い放題(週3回以上) |
小1.2.3 | 1回45分 | 4,400円/月 | 6,600円/月 | ― |
小3.4 | 1回90分 | 6,600円/月 | 9,900円/月 | 13,200円/月 |
小5.6 | 1回90分 | 6,600円/月 | 9,900円/月 | 13,200円/月 |
新高1の人たちへ。
受験勉強真っ只中の中3生なのですが、塾ではこの間、高校生コースの案内を配りました。
授業中に口にすることもありますが、いま学んでいるすべての勉強は、高校の勉強につながっています。例えば中1の【比例・反比例】が中2の【1次関数】中3の【2次関数】につながったように、高1で2次関数が宙に浮き、高2で3次関数(微分積分)へと突入します。
ともすれば「高校受験をパスするための勉強」になりがちですが、実は高校受験は通過点に過ぎず、「受験勉強を通じて何を学んだか」の方が、後の成長に大きく影響を与えます。
ある生徒からは受験勉強をしながらすでに、「中1の時にもっと勉強しておけば良かった…」「だから高校に入ったら1年生から頑張る!」と頼もしい発言が。
とは言うものの、先の見通しが立ちにくいのも事実なので、新高1は4月に入って学校の状況を見ながら塾を続けるか判断出来る形にしています。高校進学後も、一緒に勉強できたら嬉しいですね!
テキストを渡すタイミング。
3月上旬には、春期講習会用の『カミングスプリング』を渡します。春休みは短いので、講習会だけでは道コン対策が完結しません。3週間ほどかけて、講習会が始まる前からカミングスプリングを解き始めて、しっかり復習できる態勢を作ります。
また新年度用の『iワーク(中学生)』『ほーぷ(小学生)』や、受験用テキスト『ビルダー(中3)』も、3月上旬にお渡ししますので、お伝えしておきます。
今月のボソッと│教室長 松浦
冬季オリンピック、見ていますか。私が見られるのは時間的に女子カーリングくらいなのですが、端的でいて、的確で前向きな素晴らしいコミュニケーションに、感動させられています。そして密かに「ないすー!」のかけ声に、元気をもらっています笑。
そして平野歩夢選手、とにかくカッコいい!2回目の不可解な判定にを怒りに変え、3回目で圧倒的な滑りを見せる姿にこみ上げるものがありました。一つのことを極めた人は、言葉なくても伝えられるものがある。私もそんな、背中で語れる先生になりたいですね!