中3の皆さんには受験までの勉強の流れを伝えてありますが、最終的な仕上げとして「入試過去問」に取り組むことになります。その流れと、過去問のまとめ(購入先リンク)をまとめておきます。
(1)まずは中学内容の完成
冬休み明けの1月中旬に定期テストがありますので、まずはその範囲を最優先で完成させます。塾ワーク、そして学校ワークと、2つとも完成させておきましょう。
さらに定期テストの範囲を勉強し終えても、数学の「三平方の定理」と理社の細かい所だけが残るので、そちらも完成させおきます。これで中学内容が終わることになるので、受験勉強に専念できるようになります。
(2)手元の受験用テキストの完成
その次に、手元にある受験用テキストを完成させます。すでに中1〜2の内容は進んでいると思いますが、(1)で中3内容が完成すると、すべての問題が解けるようになります。
こちらは必ずノートに解いて、間違えた問題については優先的に復習するようにします。受験用テキストを受験までに3〜4周繰り返し解いておけば、入試に必要な知識をあらかた押さえることができます。
(3)実戦用テキストの完成
受験用テキストが完成したら、過去問を編集して作成された実戦的なテキストに移ります。
今年は「ウイニングロード」「ウイニングロードプラス」を渡しましたが、(2)の受験用テキストよりも北海道の入試傾向に合っていますので、実力を試しつつ、実戦力を養いましょう。(不安な単元は受験用テキストで復習すること)
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ここまで終わった人は、過去問に移りましょう。
過去問は【1.自分の弱点を把握し 2.弱点部分を見直し 3.本番の傾向にも慣れておく】ことが重要です。ただ解くだけで終わっても、思うように得点は伸びないので注意してください。得点を出し、目標点(合格ライン)を上回るためには、あと何の教科の、どの単元で得点すれば良いのか、勉強の優先順位を決めながら対策を練りましょう。
過去問には「北海道入試過去問」と「全国過去問」の2種類があります。
(4)北海道入試過去問
ある程度、収録年数が多いものの方が使いやすいのですが、一番バランスが良く使いやすいのがこちら。1冊に、5教科6年分収録されています。黄色と黒の表紙が目印です。
もっとたくさん解きたい、という方は8年分収録されたものもありますが、こちらは教科別に買う必要があります。
教育委員会の方でも過去問がWebで公開されているのですが、印刷するのにも手間と印刷代がかかるので、また管理のしやすさからも購入されることをオススメしております。
(5)全国高校入試過去問
北海道入試の傾向に慣れたら、幅を広げるために全国の過去問も解いておきます。解くのは、裁量問題が出題される「国・数・英」の3教科のみでOKです。
ただし、「1月末の時点で北海道入試が終わっていない人」や「300点満点で200点を切る人」は無理に取り組む必要はありませんが、「240〜250点を超える目標点の人」は積極的に取り組んでほしいと思います。残り時間を見ながら取り組むかどうか決めることになりますので、判断に悩む場合、一度相談してください。
(6)私立入試過去問
私立高校入試の過去問は、公立高校を第一志望としている人は、最後の仕上げに解くだけで十分です。5年分収録のものを例として紹介しているのですが、解くのは最新の2年分でOKです。
取りかかる際の注意点としては、私立入試は教科書に載っていない内容が出題されることです。公立メインの人は、そういった問題は気にせずに飛ばしてください。
以上です。
Amazonへのリンクを貼りましたので、参考に選んでいただければと思います。また品薄となっている商品も多いので、もし手に入らなかったら「ISBNコード(ISBN-13:978-4814103973 のように記載されたもの)」を控えておけば、書店で取り寄せることも出来ます。
何を用意して良いか、どうやって購入したら良いかわからない方は、お気軽にご質問ください!