こんにちは、北大コーチ松浦です。
今週は、月例学力テスト【5月】の実施週。定期テストや単元テスト、検定の勉強の合間に挑んだり、部活が終わったあとに1日1教科ずつ解いたり。それぞれ一所懸命に取り組んでいます。予定では6月上旬に結果がわかりますので、受験した人は楽しみにしていてください。
まだ採点はしていないのですが、やはり実感として数学を難しく感じる人が多いようです。
かといって、難しい問題ばかり解けば得点が上がるかというと、そういうわけでもありません。数学の得点力を上げるためには、今一度基礎力を磨いてほしいと思います。基礎力がついている状態とは、【今までに習ったことを、深く考えなくともスラスラ解ける状態】のことを指します。
本番でミスが重なり得点が伸び悩む人のほとんどが、「1度解けただけ」で満足する傾向にあります。九九を考えて解く人はいませんよね?それを中2、中1、小6…と、今までに習ったことすべての勉強において、瞬間的に手が動くように練習を重ねることが大事なのです。
応用問題を解くためにも基礎力が必要です。例えば中2の一次関数を例に出すと、
(1)y=ax+bの式に表せるか
(2)グラフに起こしたり、グラフから読み取ったりできるか
(3)グラフに書き込んで思考を整理できるか
(4)未知の座標を文字として表し、立式できるか
など、難しい問題でも紐解いていくと、基礎の組み合わせにすぎないのです。つまり難しい問題が解けない人は、基礎の部分でいちいち考えてしまい、複雑な思考ができない状態にある可能性が高いのです。
今は定期テストの勉強に集中しないといけない時期です。数学で伸び悩んでいる人は、定期テスト後~夏休みの期間で、今までに勉強してきたことを総ざらいすることを強くお勧めします。
さて、中3はいよいよ修学旅行です。いま現在、美香保中は修学旅行中ですし、北辰中は来週に旅立ちますね。偉いなと思って見ていたのが「修学旅行があるから、できることを先にしておこう!」と、言われなくても率先して前倒しで勉強する姿です。多くの生徒にその姿勢が見られました。修学旅行を目一杯楽しむ準備は、万端なようです。
最後に、定期テストの範囲が一部わかってきましたので、まとめておきます。
【北辰中1】
数学 正負の数(ほぼ確定)
英語 最初~Program3~WordWeb2(縮まる可能性あり)
理科 光、音(延びる可能性あり)
社会 地理:世界の地域構成、
→→→→歴史:古代文明~最大でヤマト王権(歴史は不確定)
【北辰中2】
数学 最初~連立方程式の計算(加減法は確定、代入法は不確定)
英語 最初~Program2(P3も入る可能性あり)
理科 中1の最後(蒸留や溶解度)、生物全範囲(ほぼ確定)
社会 歴史:安土桃山時代、地理:日本の地域構成、日本のすがた
→→→→(どこまで入るか不確定)
【北辰中3】
数学 最初~平方根の乗法・除法(ほぼ確定)
英語 最初~Program3-2(縮まる可能性あり)
理科 中2天気、生物、イオン(電池の手前まで)(ほぼ確定)
社会 辛亥革命~第二次世界大戦と戦後(高度経済成長の手前まで)
→→→→(ほぼ確定)
以上です。定期テストに向けて頑張って行きましょう!