<2019年度 最新版作成しました!>
道コンや公立高校入試の目標点を決めるために、進学舎さん(道コン事務局)からの情報を参考にして、2019年3月に実施された公立高校入試の合格予想最低点(ボーダーライン)を一覧にまとめ、難易度ランキングを作成しました。
表の得点を参考に目標点を決めて、これからの受験勉強をどう進めていくか、考えてみてください。
また、過去も受験関連の記事を作成しています。ぜひ参考にしてください。
<受験について>
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<過去問の解説>
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その他は、カテゴリ【勉強に役立つこと】からご覧ください。
はじめに―表の見方
- 一覧表の得点は、3月実施の公立高校入試300点満点の得点です。
- 表の得点は、合格予想最低点です。そのランクで、何点取れば合格する可能性が高いのかを示したものです。
- 裁量問題を選ぶ人は、中1〜中3の8月道コンまでは【表の得点+20点】と換算してください。標準/裁量と問題が分かれておらず、問題が易しいため調整が必要です。
- 中3の10月末道コンから標準/裁量と問題が分かれるので、表の得点のままでOKです。
- 表の最初の状態は、得点とランク順に掲載しています。
- 表は検索から絞り込んだり、見出しから並び替えたりできます。
裁量問題で受験する高校のランキング
倍率や予想点は、【2019の数字(2018の数字)】と表記しています。高校名 | 倍率 | A | B | C | D | E | F |
---|---|---|---|---|---|---|---|
南 | 1.32(1.3) | 255(239) | 258(239) | 258(239) | 258(239) | ||
北 | 1.26(1.2) | 242(219) | 244(225) | 246(227) | 248(229) | ||
西 | 1.61(1.5) | 232(211) | 250(225) | 250(225) | 250(225) | ||
東 | 1.61(1.5) | 227(209) | 242(224) | 247(229) | 252(234) | ||
旭丘 | 1.57(1.5) | 215(194) | 235(214) | 235(214) | 235(214) | ||
国際 | 1.70(1.4) | 212(190) | 230(210) | 232(212) | 235(215) | ||
国際 国文 | 1.25(1.7) | 192(189) | 212(209) | 215(211) | 217(213) | ||
月寒 | 1.52(1.3) | 192(162) | 212(182) | 224(197) | 226(199) | ||
北広島 | 1.31(1.3) | 172(154) | 192(174) | 213(197) | 213(197) | ||
手稲 | 1.12(1.2) | 178(167) | 196(186) | 201(191) | 206(196) | ||
新川 | 1.61(1.4) | 186(163) | 206(183) | 211(189) | 216(194) | ||
清田 グロ | 1.25(1.5) | 142(144) | 162(164) | 192(180) | 222(185) | ||
啓成 理数 | 1.28(1.6) | 174(143) | 194(163) | 224(193) | 238(223) | ||
国際 グロ | 1.37(1.2) | 154(142) | 174(162) | 187(168) | 190(171) | ||
藻岩 | 1.28(1.2) | 151(136) | 171(156) | 189(173) | 191(176) | ||
清田 | 1.22(1.2) | 147(128) | 167(148) | 184(167) | 189(172) | ||
国際 理数 | 1.68(1.6) | 177(146) | 197(166) | 199(168) | 201(170) | ||
北陵 | 1.25(1.2) | 143(144) | 163(164) | 184(169) | 189(174) | ||
平岸 | 1.47(1.7) | 152(142) | 172(162) | 185(170) | 190(175) | ||
大麻 | 0.98(1.1) | 123(118) | 143(138) | 163(160) | 166(162) | ||
啓成 | 1.28(1.1) | 148(116) | 168(136) | 187(150) | 190(152) | ||
平岸 デザ | 1.50(1.4) | 141(108) | 161(128) | 191(158) | 213(188) | ||
稲雲 | 1.08(1.1) | 111(96) | 131(116) | 149(141) | 151(143) | ||
東陵 | 1.01(0.9) | 96(-) | 126(89) |
ブログ執筆時点(2019年4月)では道教委から正式な平均点などが公表されていないのですが、数学が極端に易しくなったのは明らかです。(数学は解説を作ったので参考にしてください)
道コンの入試講評を見ると、理科・英語も易しかったようですが、数学ほどのインパクトはありません。裁量問題と言えないレベルの出題でした。
どの高校も軒並み最低点が上がっているのは、数学の影響が大きいと考えます。
上位校では、西・東・旭丘・国際の倍率が1.6倍前後と、例年よりも高かったのが特徴的でした。その影響で、北・西・東の予想点が肉薄しています。
来年以降も、北高が採用する数英の傾斜配点の影響と、数学を筆頭とする入試の難易度の影響が、どのように合格予想最低点にあらわれるのか注目です。
また中堅校では、新川・平岸が1.61・1.47の高倍率でした。年に関係なく人気が集中する学校ですので、目標点は厳し目に設定して準備しておいた方が良さそうです。
標準問題で受験する高校のランキング
倍率や予想点は、【2019の数字(2018の数字)】と表記しています。高校 | 倍率 | C | D | E | F | G | H | I | J |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
石狩南 | 1.21(1.3) | 157(-) | 177(-) | 183(-) | 186(-) | ||||
白石 | 1.20(1.3) | 153(158) | 172(178) | 174(180) | 176(182) | ||||
平岡 | 1.10(1.2) | 137(136) | 157(156) | 167(169) | 170(171) | ||||
英藍 | 1.34(1.2) | 142(112) | 162(132) | 177(148) | 182(153) | ||||
厚別 | 1.39(1.3) | 143(126) | 163(146) | 163(146) | 163(146) | ||||
真栄 | 1.18(1.2) | 109(91) | 129(111) | 145(127) | 147(130) | ||||
西陵 | 1.04(1.0) | 81(-) | 98(-) | 103(-) | 108(-) | ||||
石狩翔陽 | 1.09(1.2) | 91(-) | 121(-) | 134(-) | |||||
南陵 | 0.77(1.0) | 97(88) | 127(108) | ||||||
丘珠 | 0.88(1.0) | 92(-) | 122(82) | 142(-) | |||||
あすかぜ | 0.89(0.9) | 84(-) | 114(-) | 134(-) | |||||
白陵 | 0.94(0.9) | -(85) | 85(105) | ||||||
東豊 | 0.80(0.9) | 105(105) |
今年も、石狩南・白石の2強体制は変わりません。
次いで平岡・英藍・厚別の順でランクインしているのですが、今年は英藍1.34倍、厚別1.39倍と倍率が高かったのが特徴的です。英藍などは、平岡を超える予想点となっています。
この5校は来年以降もある程度の高い倍率となることが予想されるので、しっかり合格予想点を超えるだけの準備が必要になるでしょう。
それ以外の高校は「ランク」で勝負が決まります。
入試の目標点よりも、定期テストで平均点以上を取ることを目指してください。そうすればオール3を上回り、Gランク以上を取ることが出来るので、結果、志望校選択の幅が広がります。
傾向や特徴
上位進学校ほど、当日点勝負になる
例えば北高の場合【A242→B244→C246→D248】と、ランクによる得点の差がほとんどありません。これは、ランクの良い生徒が飽和状態であふれており、点数でのみ差がつく状況をあらわしています。
したがって上位進学校を目指す人は、中3になってからは、定期テスト対策よりも受験対策に力を入れた方が得策です。志望校に見合った目標点を取るための勉強を優先してください。
倍率が高いほど、ボーダーが高い
先ほども触れましたが、今年は【北 1.26倍】に対し【西・東 1.61倍】と、倍率に差がありました。そのため同じBランクの予想最低点を比べても【北244:西250:東242】と、本来は北高が頭一つ抜けているはずですが、3校が肉薄する結果となりました。
倍率が高いことが予想される高校を受験する場合は、得点に余裕を持って受験するべきです。
倍率の高い学校は、毎年決まっている
◆雰囲気が明るい・楽しい
◆交通の便が良い
こういった学校は市立高校に多いのですが、決まって毎年、倍率が高めです。目標点を高めに設定しておきましょう。
合否に裁量問題が影響するのは、最上位校のみ
裁量問題は、国数英の3教科で、だいたい60点くらい出題されます。300点満点からそれを除くと、240点。上の表の中で、その240点ラインにかかってくるのは、東西南北高だけになります。
実は入試において重要なのは、裁量問題以外の240点の得点率なのです。受験勉強においては難しい問題ばかりに気を取られず、基礎固めが大切だということを知っておいてください。
数学・理科は難しくなる想定で準備する
ここ数年は数学ばかりでなく、理科の出題が難しいという傾向が続いていました。しかし今年、数学が簡単になり、理科の難化傾向も落ち着きました。
来年以降がどうなるかわからなくなりましたが、またこの2教科が難しくなるという想定で対策しておいた方が良さそうです。
以上です。
今後も入試に関する情報をアップしていきますので、ご期待ください。
目標点を決めて、1年という受験学年を有意義なものにしてください。